ベトナム語は発音に気をつけよう

ベトナム語は世界でも最も習得が難しいと言われている言語です。
その習得難易度は日本語とはまったくの逆。

日本語の場合は発音が少ないので、喋るのは簡単。
しかし、ご存知の通りひらがな、カタカナ、漢字と3パターンあるので、読み書きが難しいことから難易度は極端に上がります。

ベトナム語の場合は文法はあってないようなものです。
日本語を堪能に話す皆さんならば簡単に覚えることができるでしょう。
このサイトでは最低限しか文法には触れません。
しかし、ベトナム語の難易度を底上げしているのが「発音」です。

ベトナム語は「声調言語」に属しており、発音は6世に及びます。
「6世ってなあに?」
とのご質問もあがってきそうですね。

ベトナム語の難易度はこれくらい!

簡単に申し上げると、日本語で「あめ」という言葉がありますが、「飴、雨」と二通りの意味がありますね。
ベトナム語はこれが6つあると思ってください。

例えば「マー」と発音してみてください。
ベトナム語では「お母さん」、「馬」、「墓」、「幽霊」などいろいろな意味があり、どの意味合いになるかは発音によって決まります。
要はイントネーションですね。

筆者がベトナム人の家庭にホームステイでお邪魔したときですが、筆者がステイ先のお母さんに「マー」と呼んだら、周りの家族が大爆笑。
ワケを聞いたところ、どうやら筆者は「お母さん」ではなく、「馬」と叫んでいたようです。
このように、発音を間違えるとまったく意味が変わるため、相手が理解してくれないというもどかしさがベトナム語にはあります。
ここも日本語とは決定的に異なる点ですね。

ベトナム語

声調とは

外国語にはの発音記号には、日本語を学ぶ時には使われない声調記号や、見慣れない記号があります。

外国語に触れている人はご理解できるかと思いますが、日本語と異なり外国語は舌の使い方や息を吐き方で言葉を発します。
ベトナム語も同様です。
しかし、これは日本語にはない発音となりますので、旅行者の方が飛行機の機内で覚えるには少々時間が足りません。
筆者はベトナムにある大学で2ヶ月間みっちり発音だけを勉強したのですが、それでもベトナム人によっては通じないときが多々あります。

発音というのは一朝一夕で習得することができないので、当サイトでは発音に関しての学習はすべて省きます。
ベトナム語の声調を知らない人でも話せるような簡単なフレーズを紹介するとともに、説明の端々に分かりやすい発音の方法を記載します。

これから紹介するベトナム語のフレーズには声調記号はあえてつけていません。
つけても分かりませんからね。
ですので、実際の発音は音声で確認してください。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP