とりあえず人称代名詞は覚えよう

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ベトナム語の文法は簡単とご紹介しました。
基本は英語のように「主語+動詞+目的語(補語or副詞)」の順番となりますが、外国人が話す会話においてはこの順番も気にしないで問題ありません。

また、ベトナム語は英語のように語形変化がありません。
英語ですと、「現在形=go、過去形=went」などと時制によって単語が変化しますが、ベトナム語にはそれがありません。

皆さんは旅行で使うベトナム語の習得を目指していると思うので、これらの文法を勉強するのは後回しでもいいでしょう。

しかし、1つだけ覚えていただきたい事柄があります。
それは「人称代名詞」です。

ベトナム語の人称代名詞とは

人称代名詞と言えば「私、あなた、かれ、彼ら」などですね。
これがベトナム語では、自分と相手との立場によって変化するのです。
その人称代名詞の決め方の多くは「年齢」「性別」によるものです。

ここではさまざまな相関関係を考慮して人称代名詞の使い方を見ていきましょう。

1、相手の女性が自分よりも年齢が上だと判断した場合。
chi(チィ)
→あなた

2、相手の男性が自分よりも年齢が上だと判断した場合。
anh(アイン)
→あなた

3、相手が性別問わず自分よりも年齢が下だと判断した場合。
em(エム)
→あなた

4、自分のこと
Toi(トイ)
→私

このページで紹介したベトナム語のフレーズを音声で聞くことができます。

となります。
4の自分のことも、厳密に説明すればemやchi(anh)に変わるのですが、旅行程度であれば、すべてToiで問題ありません。

発音のコツ

「chi(チィ)」は最後の「ィ」を短く、低音で発音することです。
「anh(アイン)」は素早く発音してください。
「em(エム)」は「ム」を口を閉じて発音してください。
「Toi(トイ)」はそのまま平坦に発音してもらってかまいません。
まず100%通じるでしょう。

会話はジェスチャーを交えて行うのが秘訣となります。
「Toi(トイ)」と言うときに人差し指で自分を指したりと、自分が何を話したいのかを手振りで示すことが大切です。
これは外国語の基本ですね。

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