助動詞

助動詞

助動詞とは動詞の意味に、より深い意味を付け足す際に用いる単語です。
英語の「can+動詞=~できる」のように、動詞の前に置き、さらに「できる」といったように助動詞だけでも何かしらの意味を持ちます。
今回はベトナム語で頻出の助動詞を解説します。

can構文

「can(カン)」は、動詞の前に置くことによって、「~する必要がある」という文章を作ることができます。
日本人が発音すると、しばしば「khan」の発音となってしまいがちなので、注意が必要です。

どちらも同じ「カン」の発音ですが、「khan」は喉から息を出します。
痰がつまったときにカーッってなりますよね、それがkhanの発音となります。
対して「can」は日本語の「カ」の発音に近く、より強く発声します。

phaiとnen構文

「phai(ファイ)」は「~しなければならない」という意味で、「nen(ネン)~」は「~した方がいい/~するべき」という意味を持ちます。
ベトナム語の会話中では、「した方がいい」と「するべき」の二つの単語は「nen」を使って表現することが多く、どのように日本語訳するかは、前後の文脈や会話のシチュエーションによって変わってきます。

「phai」は少し強い言い方となりますので、相手にはあまり使わない方がいいかと思います。
基本はnenでやりとりをしましょう。

dinh構文

「dinh(ディン)」は「~するつもりだ」となります。
「i」の部分で発音を低音に落とします。
「dinh」という綴りには、「邸宅」、「密接する」、「釘」、「公会堂」、「頂上」といった他の意味がありますので、発音には注意が必要です。

では、それぞれの例文を作ってみましょう。

Toi can kiem tien.(トイ カン キムティエン)
→私はお金を稼ぐ必要がある。(can)

Toi phai di lam viec.(トイ ファイ ディー ラムヴィエック)
→私は仕事に行かなければならない。(phai)

Toi nen hoc tieng viet.(トイ ネン ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強した方がいい。(nen)

Toi dinh di du lich.(トイ ディン ディー ユーリック)
→私は旅行に行くつもりだ。(dinh)

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