可能を表す「duoc」
「duoc(ドゥ(ッ)ーク)」という単語は、非常に奥が深い動詞で、さまざまな文法で使われます。
今回ご紹介するのは、基本的な使用用途である「可能」の表現です。
英語で言えば「can」、日本語で言えば「~できる」となります。
置く場所に注意
文章の中で、duocの置く位置ですが、これは2つあります。
例えば、「ベトナム語ができます」という文章の場合。
Toi noi tieng viet duoc.(トイ ノイ ティンヴィエッ ドゥーク)
→私はベトナム語ができます。
Toi noi duoc tieng viet.(トイ ノイ ドゥーク ティンヴィエッ)
→私はベトナム語ができます。
上記2つの文章が可能です。
どちらも意味は同じなので、duocを動詞の後ろに持ってくるか、文末に持ってくるかはその人の好みとなります。
では、疑問文ではどうでしょうか。
前回学習したように、疑問文は「khong(コン)」を文末につけます。
「あなたはベトナム語ができますか?」という文章をベトナム語にするときは、これもやはり二通りの疑問文を作ることができます。
Em noi tieng viet duoc khong?(エム ノイ ティンヴィエッ ドゥック コン?)
→あなたはベトナム語ができますか?
Em noi duoc tieng viet khong?(エム ノイ ドゥーク ティンヴィエッ コン?)
→あなたはベトナム語ができますか?
となります。
会話では「~できる?」という表現で「duoc khong?」がよく使われますので、duocとkhongを切り離さず、「duoc+khong」でセットにした方が覚えやすいかと思います。
co theも同じ表現
実は、「~できる」という表現には、duocの他にもう一つ「co the(コーテー)」という単語もあります。
基本文法の学習の場合、duocとco theの使い分けは必要ありませんので、どちらかいいやすい方を使ってください。
Toi co the noi tieng viet.(トイ コーテー ノイ ティンヴィエッ)
→私はベトナム語ができます。
Toi co the noi tieng viet duoc.(トイ コーテー ノイ ティンヴィエッ ドゥーク)
→私はベトナム語ができます。
Em co the noi tieng viet duoc khong?(エム コーテー ノイ ティンヴィエッ ドゥックコン?)
→あなたはベトナム語ができますか?
Toi khong the noi tieng viet (duoc).(トイ コンテー ノイ ティンヴィエッ (ドゥーク))
→私はベトナム語ができません。
co theの否定形は「khong the」となります。
文末のduocはあってもなくてもかまいません。
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