禁止
今回学習するのは「禁止の意味を持つ単語」です。
禁止とは、「~するな」、「~することを禁止する」といった意味のときに使用します。
日常の会話では、あまりこのような表現は使わないかと思いますが、ベトナムを歩けば、しばしばこの用語を目にすることがあります。
「駐車禁止」、「禁煙」などですね。
禁止文の構文
禁止よりも若干ニュアンスが弱い言葉が「dung(ドゥン)」です。
「~してはいけない」といった意味を持ち、会話の中でもしばしば使われることがあります。
「バイクに乗ってはいけない」、「使ってはいけない」、「煙草を吸ってはいけない」といったときに使用します。
対して禁止の表現である「cam(カム)」は、どちらかと言うと会話の中ではあまり使用せず、標識や看板などに使われています。
「駐車禁止」、「禁煙」などですね。
しかし、上記の「dung」と「cam」は、どちらとも強い表現となり、目上の方に対しては、あまり使わない方がいいかと思います。
その場合は、「khong nen~(コン ネン~)」で、「~しない方がいい」という表現が適切です。
Em dung lai xe may.(エム ドゥン ライ セーマイ)
→あなたはバイクに乗ってはいけません。
Cam hut thuoc.(カム フッ トゥオック)
→禁煙。
Cam do(カム ドー)
→駐車禁止。
Anh khong nen di o dang kia.(アン コンネン ディー オーダンキア)
→あなたはあそこに行かない方がいい。
ルールを守らないベトナム人
ハノイやホーチミンといった都市圏内は、渋滞防止のため一方通行の通りがたくさんあります。
しかし、ベトナム人はこれをほとんど守りません。
ですので、一方通行だからといって安心していると、向こうからバイクが走ってきた、なんてことは日常茶飯事です。
もちろんこれは交通違反なので、警察に捕まると罰金となります。
しかし、依然としてルール違反はなくならず、歩道を走ったり、重量オーバーの積荷を載せていたり、まさに縦横無尽です。
では、「交通事故はないのか?」というのも気になりますね。
やはり交通ルールを無視した交通事故はたくさんあります。
自分の非を認めようとしないベトナム人は、自分がルール違反したにも関わらず、相手のせいにしようとします。
そこで飛び交うのは醜い罵声の数々。
取っ組み合いに発展することもしばしばです。
果たしてベトナム人に、モラルを理解する日は来るのでしょうか。
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