原因と理由、そして結果

原因と理由

「なぜ~」という問いに対して、「なぜなら~」という理由の説明、そして、「だから~」という結果。
この一連の文法を今回学習したいと思います。

原因と理由、結果の構文

まず、最初に学習するのが「なぜ~=Tai sao~?(タイサオ~?)」です。
文章の冒頭に置き、それ以降は通常の文を作って、最後に「?」で締めます。

また、それに対しての応えは「なぜなら~」ですね。
これは「Tai vi~(タイヴィー~)」となります。
こちらも文章の頭に置き、その後に理由を説明します。

そして、最後は「だから~」です。
「Cho nen~(チョネン~)」で表します。
では、実際文章を作ってみましょう。

Tai sao anh hoc tieng viet?(タイサオ アン ホック ティンヴィエッ?)
→なぜあなたはベトナム語を勉強していますか?

Tai vi anh song o vietnam.(タイヴィー アン ソン オ ベトナム)
→なぜなら、私はベトナムに住んでいるからです。

Cho nen anh hoc tieng viet.(チョネン アン ホック ティンヴィエッ)
→だから、私はベトナム語を勉強しています。

このような形を覚えておいてください。
また、Tai viの「Tai」、cho nenの「cho」は、しばしば省略されることがあります。
「Vi anh song o vietnam(ヴィー アン ソン オ ベトナム))」、「nen hoc tieng viet(ネン ホック ティンヴィエッ)」とするのもOKです。

発音を完璧にすることは不可能?

筆者はベトナムに住んでいて感じることは、「誰にも通じるベトナム語をマスターするのは不可能」かなというもの。
例えばホーチミンから車で2時間ほど走ったところに、メコンデルタ地方があります。
雄大なメコン川に沿って、自然が豊富に残されている場所で、観光ツアーも人気があります。

先日筆者がメコンデルタ地方へ取材に向かい、市場で買い物をしたときのことです。
筆者が魚を売っている市場のおばちゃんへ、「シンチャオ(おはようございます)」と挨拶すると、おばちゃんの頭の上に?が。
さらに、「どの魚がおいしいですか?」、「この辺でたくさん獲れるんですか?」と質問をいくつかしましたが、おばちゃんはしきりに「外国語は分からない。ベトナム語を話してくれ」と……。
ホーチミンでは比較的問題なく通じる筆者のベトナム語も、ところ変わればまったく通じないということを痛感しました。
声調言語の奥の深さには、毎度驚かされます。

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