命令と勧奨

命令と勧奨

今回は命令と勧奨文です。
旅行程度ではあまり使用頻度は高くはありませんが、中長期間の滞在、あるいはベトナムに移住となると、使い分けておきたいところです。
ベトナムは語形変化がない分、一つのある単語を会話中に含めるか否かで、相手に与える印象が大分変わってしまいます。

もし単語の使い方を知らなければ、相手に「~してください」と言いたいにも関わらず、知らずのうちに「~しろ!」と強く言い放ってしまっている可能性もあるでしょう。
外国人であっても、長くベトナムに滞在するのであれば、マナーとして最低限丁寧な表現を使うべきだと筆者は考えます。

hayを文中に入れる

ベトナム語では、主語があるのとないのとでは、文の意味合いが異なります。
「Em hoc di(エム ホック ディー)」と「Hoc di」では、主語があるかないかの違いとなりますね。
しかし、日本語に訳すと、前者は「勉強しなさい」に対して、後者は「勉強しろ!」という命令に変わってしまいます。

そこで、さらに勧奨レベルを低くしたいときは、「hay(ハイ)」をいれましょう。
hayは「~しましょう」という柔らかな勧奨表現となります。
「Em hay hoc di」で「(さあ)勉強しましょう」となります。

では、例文を作ってみましょう。

Hoc di.(ホック ディー)
→勉強しろ。

Em phai di hoc.(エム ファイ ディー ホック)
→あなたは勉強しなければならない。

Em hoc di.(エム ホック ディー)
→勉強しなさい。

Em hay hoc di.(エム ハイ ホック ディー)
→(さあ)勉強しましょう。

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