丁寧語「~してください」

丁寧語「~してください」

日本語には、目上の人と話すとき、丁寧語、尊敬語、謙譲語の三つを主に使い分けますね。
一般の日本人の方でも、なかなかこれらをしっかりと使い分けできる人はそうはいないかと思います。

ベトナム語にも、日本語と同様丁寧語が存在します。
ただし、日本語と異なり、それほど複雑ではありませんし、言葉自体が変化するものでもありません。

普段はベトナム人もほとんど使うことがないため、外国人であるみなさんが丁寧語を駆使した文章、会話をすることができれば、日本人の株も上がることでしょう。

Lam on~構文

丁寧語はいくつかありますが、その中でも一般的なのは「Xin(シン)」と「Lam on(ラムオン)」です。

Xin

こちらは言葉を丁寧にする際に使用します。
代表的な単語が「ありがとう」と「ごめんなさい」です。

「ありがとう=Xin cam on(シン カムオン)」、「ごめんなさい=Xin loi(シンローイ)」となります。
ただし、前者はベトナム人は会話の中ではあまり使わず、「Cam on+人称代名詞(anh/chi/em)」で丁寧語としています。
人称代名詞を使い分けできないうちは、Xinを使って対応しましょう。

また、後者の「Xin loi」は、これで一つの慣用句とみなされていますので、Xinをとって「Loi」だけで謝罪の意味にはなりません。
なお、「Xin loi」は謝罪の意味だけではなく、「失礼します」の意味も持っています。
英語でいう「Excuse me」ですね。

Lam on

こちらは相手に対して、何かを依頼する際の丁寧語となります。
日本語では「~してください」と訳すことができます。

丁寧語のレベルでいえば、Xinよりも丁寧な表現となります。
置く場所は、Xinと同様、文章の冒頭です。

Xin cam on.(シン カムオン)
→ありがとうございます。

Xin loi.(シンローイ)
→ごめんなさい。

Lam on gioi thieu khach san.(ラムオン ヨイチウ カッサン)
→ホテルを紹介してください。

ちなみに、「~してください」という表現で「cho toi」という言葉もありましたね。
「Cho toi biet~=~を教えてください」という文章を作ることができます。

cho toiは英語で「for me=私のために」と同じ意味合いがありますので、Lam onやXinのような丁寧な表現はそれほど含まれていません。
とはいえ、ベトナム人は目上の人であっても、それほど丁寧語を使うことはありませんので、通常の日常会話の範囲内で言えば、cho toiやxinで問題ないでしょう。

 

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