形容詞文

形容詞文

形容詞とは主に名詞を修飾する重要品詞の一つです。
綺麗、大きい、新しい、早い、重い、堅いといったように、末尾に「い」があるものは大抵が形容詞と日本語では習いましたね。
この形容詞を挿入した文章をベトナム語で作りたい場合は、どうすればいいのでしょうか。

形容詞文の作り方

ベトナム語では「名詞+形容詞」の形をとります。
ここが重要なポイントです。
通常であれば、「あなたは美しい」と表現する場合、「Em la dep」と考えがちです。
「Em=あなた」、「la=be動詞」、「dep=美しい」だからです。

しかし、ベトナム語の場合は、「Em dep」とするのが正しい文法で、laを使いません。
「使ってもいいの?」という質問を、以前筆者がベトナム人にしたところ、答えはNO。
どうやら、日本人からすると、使っても使わなくともなんともないレベルだと考えますが、ベトナム人からすると、laは絶対使わないようです。
もし使うと、文法や会話が崩れてしまうようですね。

Cai nay mac.(カイナイ マック)
→これは高い。

Em de thuong.(エム イエートゥン)
→あなたはかわいい。※美しいは「dep」

Hanh ly nay nang.(ハンリーナイ ナン)
→この荷物は重い。

Toi dep trai khong?(トイ デップチャイ コン?)
→僕って格好いい?

Em dep hon ban gai cua toi.(エム デップ ホン バンガイ クア トイ)
→君は僕の彼女よりも綺麗だよ。

美意識が高いベトナム人女性

ベトナム人カップルを見てみると、10歳以上離れている年の差夫婦をよくみかけます。
ベトナム人女性は、生活力ある男性を好むと同時に、自分がいつまでも若く見られたいと考えています。

以前、筆者の知り合いのベトナム人女性に、「Chi khoe khong?(あなたは元気ですか?)」と挨拶をしました。
相手の女性は、筆者よりも年齢が上だったので、相手への人称代名詞は「chi」です。
しかし、「Chiはやめてください。年をとった気がしますので、名前で呼んでください」と言われました。
また、中高年の女性に対しては、「chi」から「co」に人称代名詞が発展します。
coは主に尊敬を表す女性に対しての敬称で、女性の教師には年齢問わずcoと言います。
しかし、「coと呼ばないで。まだおばさんには早い」と言われたこともあります。

また、学生くらいの年齢層の女性には、「dep(美しい)」よりも、「de thuong(かわいい)」と言った方が喜んでくれます。
ここらへんは日本人女性も同じ感覚を持っているかもしれませんね。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP