副詞は会話にアクセント

副詞は会話にアクセント

ベトナム語で会話のやり取りを行う場合はリズムを大切にします。
例え短い会話であってもそれは同じです。

前回学習した形容詞文をおさらいしてみましょう。
「あなたは美しい」という文章をベトナム語にすると、「Em dep(エムデップ)」となります。
しかし、これだけでは短すぎて、会話ではなにか物足りない気がします。

そこで、ベトナム語では「とても、すごい」という意味を持つ「qua!(ワー!)」を文章の末尾に置きます。
「Em dep qua!」といった感じですね。

訳す際の注意点ですが、「あなたはとても美しい」とはなりません。
あくまでも、このときの「qua!」は補助副詞なので、「あなたは美しい」のみの訳し方となります。
また、同じ意味で、「lam(ラム)=とても」も使うことができます。

quaとの使い分けですが、quaは、lamよりもその場の感情を表します。
例えば、夜景が綺麗なスポットに行って、そこで表現する場合は、quaを使います。
一方、過去の出来事を思い返す際には、lamを使います。

外国人には、なかなかニュアンスが掴みきれないところがありますが、ベトナム人との会話を繰り返していけば、自ずと感覚が分かるようになってくるのでご安心ください。

ベトナム語は耳で慣れろ!

筆者は、ベトナムに来て最初の2ヶ月間だけ学校で勉強しました。
無論これだけではベトナム人との会話など到底できなく、ベトナム語の難しさを痛感して、これまではやむなく英語で現地人と会話をしてきました。
しかし、英語が通じるのも都市の中心部だけで、郊外に一歩でると、英語が話せる人はほぼ皆無。
「これはまずいな」と考え直し、家庭教師を雇ったり、ベトナム人の友達とたくさん話したりした結果、1年かからずして日常会話は問題ないレベルに到達しました。

彼ら(ネイティブ)のベトナム語にまず慣れることが重要です。
彼らのベトナム語を理解することができたら、次はテレビを見てください。
簡単なホームドラマ物はストーリーも単純で、役者も滑舌よく喋ってくれるので、案外聞き取ることができます。

日本に住んでいると、なかなかベトナム人と話す機会もありませんね。
また、いつも同じベトナム人と会話をするのも上達に支障をきたします。
ベトナム人も何度も外国人と会話をしていると、みなさんの訛った発音に慣れてしまいます。
本来ならばベトナム人には通じない間違った発音でも、聞き分けてくれてしまうのです。

まずは、場数を多く踏むこと。
ベトナム語習得の道のりの第一歩であることには間違いありません。

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