文法の難易度

文法の難易度

日本では現在小学校、もしくは中学校から英語教育がはじまります。
最初は楽しく勉強できていても、必ず一度や二度は躓くことかと思います。
単語が覚えられない。
発音ができない。
そう仰る方もいるでしょうが、日本人にとっての最難関は「文法」ではないでしょうか。

「疑問詞、否定文までは問題ない。でも時制が絡んできた途端難しくなった」
「関係代名詞、不定詞……まったく分からない」
「現在完了形ってなに?have+Vppってなに?」

一度躓くと、なかなか次へ進めず、挫折してそのまま学校を卒業……。そんな方が多く見受けられます。

ベトナム語の難易度

今回みなさんと一緒に勉強するのは「ベトナム語」です。
「ベトナム語って難しいの?」との質問をよくされますが、基本的に英語を例にとっても分かるように、外国語は相応の難しさがあります。
例えば、外国人に日本語の難易度を聞くと、「文法はまあまあ分かる。発音は大丈夫。ひらがなカタカナも覚えられた。でも漢字が入ってくると途端に難易度が上がる」と言います。
ではベトナム語はどうでしょうか。

ベトナム語は一重に「発音」が最も重要視される言語です。
6声から7声ある声調言語ですので、発音をしっかりと覚えておかなければ、なかなか現地人とコミュニケーションをとることができません。
しかし、一方で簡単な分野もあります。
それが「文法」です。

世界の言語を比較しても、文法は非常に簡単と言えます。
理由はいくつかありますが、まず挙げられるのが「時制による動詞の変化がない」ことです。
「行く」という日本語は、過去形になると「行った」となります。
英語では現在形は「go」、過去形は「went」となります。
また、基本動詞は「V+ed」という風に覚えましたね。

ではベトナム語見てみましょう。
ベトナム語では、時制によって動詞が変化することはありません。
行くは「di(ディー)」、行ったは過去形を表す「da(ダー)」を動詞の前につけて、「da di(ダー ディー)」となり、diはそのままの状態を保ちます。
これは未来系でも同じことです。

もう一つが文章や会話を作る上で、切っても切れないのが「疑問詞」。
英語では「doを先頭につけて、動詞は原形になる」などとややこしいルールを覚えましたが、これもベトナム語にはありません。

簡単に言えば、末尾に「khong(コン)」や「chua(チュア)」をつければ疑問文になるのです。
このように、ベトナム語には不規則なルールが非常に少ないことが挙げられますので、英語が苦手な方でもすんなりと学習に入ることができます。

文法を覚えることで、現地のベトナム人と国際交流をすることもできますし、その喜びは外国語を話せる人にしか実感できないものです。
今回ご紹介する基本文法を習得すれば、より充実した海外旅行となるはずです。
できるだけ簡単にご説明しますので、是非、めげずに一項ずつ覚えていってください。

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