時制

時制

外国語を勉強する上で、もっとも厄介なものが「時制」です。
英語でも現在完了形、過去完了形、二つの文章の時制の一致、などを勉強しましたね。
ここらへんで、英語学習を挫折した人も少なくないかと思います。

なぜ英語の時制が難しいのか。
おそらく、時制が変わるたびに動詞の形も変化するからではないでしょうか。
また、時制の完了形で使う「have」も使用用途が多岐に渡るので、混乱してしまうということもあるでしょう。

しかしご安心ください。
ベトナム語は時制に関しても動詞は変化することはありません。

時制を覚える

まず、ベトナム語に置いて基本中の基本として覚えておきたいのが「過去・現在(進行)・未来」です。
「過去=da(ダー)」、「現在進行=dang(ダン)」、「未来=se(セー)」という単語をそれぞれ用います。
置く場所は主語の次。
「主語+時制+動詞」これが最も簡単な文型となります。

次に、押さえておきたいのが「完了」と「経験」です。
完了は、「~した」という表現です。
一見すると、過去形と同じですが、過去形は過去のある時点を述べて、完了形は、過去のある時点から現在にいたる期間を述べます。

また、「私は~したことがある」、「私はまだ~していない」といった経験の有無を表す表現をするときは、「da tung(ダートゥン)」を使用します。
また、否定(まだ~していない)を表すときは、「chua bao gio(チュアバオヨー)」を使います。

では、文章を作ってみましょう。

Toi da hoc tieng viet.(トイ ダー ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強した。(過去)

Toi hoc tieng viet.(トイ ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強をする。(現在)

Toi dang hoc tieng viet.(トイ ダン ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強している。(現在進行)

Toi se hoc tieng viet.(トイ セー ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強する予定だ。(未来)

Toi (da) hoc tieng viet 3nam roi.(トイ (ダー) ホック ティンヴィエッ バーナム ローイ)
→私はベトナム語を3年間勉強した。(現在完了)

Toi da tung hoc tieng viet.(トイ ダートゥン ホック ティンヴィエッ)
→私はベトナム語を勉強したことがある。(経験)

Toi chua bao gio hoc tieng viet.(トイ チュアバオヨー ホック ティンヴィエッ)
→私はまだベトナム語を勉強していない。(未経験)

このように時制を作ります。
上記の例文を見て理解できるように、動詞の「hoc=勉強する」はどの時制になっても変化はしません。
時制そのものを表す単語を動詞の前に挿入するだけで、その文章の時制を表すことができるのが、ベトナム語の特徴となります。

 

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