比較級と最上級

比較級と最上級

ここではベトナム語の比較級と最上級を学習したいと思います。
比較級は「AよりBの方が~」という文章で、最上級は「Aは一番~だ」という文章を作る際に用います。

英語だと、goodがbetterになったりbestになったりと、ややこしいですね。
しかし、ベトナム語は語形の変化がありませんので、単語を一つ加えてあげれば、それで比較級、最上級の文章を作ることができます。

比較構文

まず比較級ですが、これは「A+形容詞/副詞+hon(ホン)+B=AはBより形容詞/副詞だ」となります。
置く場所は比較する形容詞や副詞の後ろに置きます。

続いて最上級は「形容詞/副詞+nhat(ニャッ)」という構成で、「一番形容詞/副詞だ」という訳になります。
置く場所は形容詞あるいは副詞の後ろで、文末でもあります。

ついでに同等比較も勉強しましょう。
同等比較とは、「AはBと同じくらい~だ」という文章です。
こちらは「bang(バン」で表現します。
使い方はhonと同じです。

では、早速例文を作ってみましょう。

Toi cao hon em.(トイ カオ ホン エム)
→私はあなたより(身長が)高い。(比較級)

Toi cao nhat.(トイ カオ ニャッ)
→私は(身長が)一番高い。(最上級)

Toi cao bang em.(トイ カオ バン エム)
→私は、あなたと同じくらい(身長が)高い。(同等比較)

例えばホテルで、「このホテルは一番高い!」と言ったり、「あっちのホテルより高い」と言ったリして、値切り交渉をする際にも比較級は便利です。
「あっちのレストランの方がおいしいわ」などと、」ベトナムの生活に馴染んでくれば、それだけ使う頻度が高くなってきますので、是非覚えておきたいところです。

honを文末に持ってくるだけでもOK

honは「より~だ」という意味を持つことから、ベトナム人はあえてhon以降の文を作りたがりません。
日本語に置き換えても「私の方が(身長が)高い」と言って、「あなたより」という言葉はあえて端折りますよね。

例えば、三つの料理がテーブルに並べられていて、あなたがベトナム人に質問するときは、「cai nao ngon hon?(カイナオ ンゴン ホン?)=どれがよりおいしいですか?」と言います。
すると、相手は、「cai nay ngon hon(カイナイ ンゴン ホン)=これがよりおいしい」と応えます。
このように、honで文章を完了させることができるので、実際のコミュニケーションでは、上記のように省略した形で会話を実践してみてください。

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