類別詞

類別詞

類別詞とは、物や生物を指すときに使う言葉です。
これらを名詞の頭につけることによって、それが生物なのか、無生物なのか、どんな性質なのかがすぐに分かるほか、類別詞がその後の文章を理解する助力になってくれることもあります。
例えば、本の類別詞は「quyen(クイン)」で、本は「sach(サック)」なので、文章中に「quyen~」と相手が発音した瞬間に、本のことを言っていることが分かりますね。
ちなみに、このような類別詞による会話内容の理解方法は、ネイティブであるベトナム人も使っています。

ただ、類別詞の数はけっこう多いので、ここでは使用頻度が高いものだけを抜粋してご紹介したいと思います。

これだけは覚えておきたい類別詞

もっとも重要な類別詞は「cai(カイ)」と「con(コン)」です。
caiは無生物に対して使い、conは動物に対して使います。

「机、ボールペン、家、鏡……」これらは無生物かつ動かない物体なので、「cai」を単語の前に置きます。
一方「豚、犬、ぞう、やぎ……」といった動物は「con」を置きます。

他の類別詞は以下の通りです。

本→quyen(クイン)
紙→to(トー)
果物や丸いもの→qua(クア)
機械→chiec(チエック)
布など薄く、長いもの→tam(タム)
手紙や券→la(ラー)

ちなみに、類別詞は必ず必要というわけではありません。
自分が伝えたい物が相手によく伝わらないときに、類別詞をつけると、案外相手が理解してくれたりもします。
ただし、普段の会話の中でもconとcaiくらいはつけることが多いですね。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP