be動詞の「la」

be動詞の「la」

英語のbe動詞といえば、「am」や「is」を真っ先に思いつきますね。
中学英語の最初に学ぶ文法ですので、英語が苦手な方でもこれくらいは覚えているかと思います。

「I am a docter=私は医者です」
上記の文を見てみるとわかるように、「A=B」の関係が成り立ちます。
つまり、英語でいう「am」は、日本語の「は」に相当しますね。

ではベトナム語を見てみましょう。
ベトナム語では、これらのbe動詞を「la(ラー)」という文字で表します。
上記の文章をベトナム語にすると、「Toi la bac si.(トイ ラー バックシー)=私は医者です。」
となります。

では、「これはペンです」という文章を作る場合は、どうすればいいのでしょうか。
英語では、「This am a pen」ではなく、「This is a pen」となりますね。
このように、英語は日本語と異なり、「は」に相当するbe動詞が対象によって変わってくるのです。

しかしご安心ください。
ベトナム語は日本語と同じように、すべてにおいて「la」を使うことができます。
ですので、上記文章も、「Cai nay la bot bi.(カイナイ ラー ボッビィ)=これはペンです。」
と作ることができます。
もう少し例文を作ってみましょう。

Anh ay la sinh vien.(アンエイ ラー シンビエン)
→彼は学生です。

Toi la nhat ban.(トイ ラー ニャッバン)
→私は日本人です。

Em gai cua toi la ca si.(エムガイ クア トイ ラー カーシー)
→私の妹は歌手です。

kia la khach san.(キア ラー カッサン)
→あれはホテルです。

Cai nay la cai gi?(カイナイ ラー カイジー?)
→これは何ですか?

このように、上記の文章はすべて「A=B」の関係となっています。
ただし、「la」も決して万能なわけではなく、あくまでも「主語/名詞=名詞」しか基本原則使うことができません。

例えば、「私は公園に行く」という文章を見てみましょう。
英語だと「I go to  the park」となり、be動詞は使われません。
ではベトナム語ではどうでしょうか。
「Toi di cong vien.(トイ ディー コンビエン)=私は公園に行く。」
と作ります。

つまり、主語と動詞を繋ぐ場合は、「la」は不要で、そのまま動詞を持っていくことで文章を作ることができます。
これは英語でも同じですね。

ちなみに疑問文のときはどうでしょうか。
詳しくは「疑問詞」の記事で解説しますが、「主語=名詞」の場合は同様に「la」を使って解決することができます。
「Anh co phai la bac si khong?(アン コー ファイ ラー バックシー コン?)=あなたは医者ですか?」
となります


「la」を使った文章は実践コミュニケーションでも必要不可欠です。
自己紹介をするときは、ショッピングなど旅行中でも活躍する初歩の文法となるので、必ず押さえておきましょう。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP